nicona's note.

- フリーランス・グラフィックデザイナーのつれづれBlog -

*ノートを持ってスタバへ行く 〜自分との打ち合わせ時間〜*

フリーランスになることを決めた時、私は真昼間の渋谷の歩道橋の上で、ほぼ直感的に「あと半年で独立しよう!」と思ったことを覚えています。たまに「絶対こうだ!」という直感が降ってくることがあるのですが、実際は急に何もないところから湧いてくるのではなく、たぶんベースを作っているんだと思います。今日は自分の声をもっと聞いてあげるための「自分との打ち合わせ」について書いてみます。

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とりあえず、ノートを持ってスタバに行ってみる

 本日のタイトルにもなっておりますが、私はよく自分と打ち合わせをするために、とりあえずノートを持ってスタバに行きます。なんだかとてもベタなヤツですw まぁ、正直なところ気兼ねなく長居できれば、どのカフェでも良いのですが。他によく利用するのは、これもまたベタに、サンマルクカフェやドトールなどです。

ここでポイントなのは、同じ空気感でひとりでいる人がなるべくたくさんいるところであること。席がちっちゃくてもいいんです。他にも勉強してる人、ノマドワーカーな人、本を読んでいる人など、自分の世界の中でひと時を過ごしている人がいること。これが集中して自分と打ち合わせるのには大切です。

できれば、「自分との打ち合わせノート」を特別に用意すると、とてもモチベーションがアップします!私は昔から、「このノートはあんなテーマを書くのに良さそうだ」と妄想しながら、やたらとノートを買ってしまう傾向があります(´・ω・`)もちろん、ボールペンや鉛筆などは、スルスルと書けるもの、太さが好みのものを用意します。私の場合は今のところオーソドックスにBICの3色ボールペンです(黒しか使わないけど…)

さて、なんでも書いてみよう

 ドリンクやフードをオーダーし、集中できる環境になったら、さて、ちょっと自分に近況について話してもらいましょう。「最近あのことが気になる」「なんだかモヤっとする」など、浮かんできたことをノートに書いてみます。この時、書き方のスタイルは一定でなくても気にしません。語り言葉で書くときもあれば、箇条書きのときもあり、気分によっては真面目ぶって、ですます調で書くこともあります(自分しか読まないのに…)

ある程度ペンが進んだら、ちょっと途中まで読み返してみます。そうすると、次は「だけどそれって、もしかして…」「じゃあ、そのことについてまとめてみよう」と、自分自身にツッコミを入れるかのように、いろんなことが浮かんできます。そしてまたそれを書いていくのです。

誰に向けた文章でもなく、完全に自分との会話なので、なるべく正直に、かっこつけたりしないように気をつけます(それでも見栄っ張りな性格なのか、気をつけないとちょっと話を盛ったりし始めるので、油断できません)本当の気持ちと違うことを書き記してしまうと、あとで読み返した時にどうにも居心地が悪くなってしまいます。すると直感も鈍ってきて、良いアイディアが浮かばなくなるのでご注意を。

頭の中の風通しが良くなる

 だんだん文章が書き進められて、なんとなくスッキリした感覚が得られれば、今日の打ち合わせは上手くいった!ということになります。ごちゃごちゃ散らかっていた頭の中が少し片付いて風通しが良くなり、気分が前向きになってきます。そうなれば、その後同じことで悩むことはあまりありません。また新たに考えの種が生まれた時は、あらためて打ち合わせ時間を設けます。

また、1回の打ち合わせで必ずしもスッキリしなくてもいいのです。「なんだかまだ、最終的な答えが出ていないな」「方向性が見えないな」という感覚が残った時には、また少し経ってから途中まで書いたノートを読み返してみます。こんな時こそ、ノートに書き記している甲斐があるってものです!時間をあけて、その時の自分が何を考えていたか客観的に見直せると、また違った角度からその事を捉えられて、自分の中で決着しやすくなるのです。

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こんなかんじで、頭がごちゃごちゃしたり、心がもやもやした時には、ひとりの時間を設けて整理しています。そのおかげで、後日とつぜん良い直感が降ってくるのかなーと思っています。

それでもダメな時には、やっぱり友達やパートナー、お母さんなどに話を聞いてもらうこともありますが、きっと人に話せるようになるころには、自分の中で答えが半分出ているんだと思います。そのプレ段階として「自分との打ち合わせ」があると、少し早く問題が解決するかもしれません。それはとても楽しい時間ですよ(^^)

ではまた、にこっと笑顔でお会いしましょう。