nicona's note.

- フリーランス・グラフィックデザイナーのつれづれBlog -

*自分を広げるお金の使い方*

雨の日が続いていますが、もう夏本番も近いということですね。最近は今まで培ってきた得意分野の仕事に加え、新しいことへも挑戦していこうとしているところで、毎日期待と不安が入り混じった気持ちを抱えています。今日はそんな時こそ考えたい、自分を広げるお金の使い方についてお話したいと思います。

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まずは本屋さんへ行ってみる

私がお金を使うものの常に上位にあるのが本です。自分の中の知識やセンスを更新するのに、一番身近で役に立つ場所。それが本屋さんです。

本探しはとても集中力を要します。ダイレクトに役に立つものの他にも、ふと目に止まったものからインスピレーションを得られることも多いので、感度を上げてピンとくるものを逃さないように…。

そして、購入の段階になって迷ったら、その本がもたらしてくれる自分への栄養素をよくよく考えます。この本からは、面白いアイディアや、感性を刺激してくれる写真、新しい知識という栄養が摂れるな…これは今の自分をもっと元気にしてくれそうだ。そう思ったら、迷わず買った方が良い!というのが、私の経験則です。充分に吟味して選んだ本は、思わぬ時に再び自分へヒントをくれるので、手放せないパートナーになってくれます。

会いたい人に会うことをためらわない 

他にもお金を使うべきだと感じることに「会いに行くこと」があります。それは友達でも、愛読書の著者でも、好きなアイドルでも、憧れの画家の原画でも同じです。「今、会いたい!」と思った人やものには、何かしら今の自分が必要としているパワーがあると思うのです。

そのためには、交通費やお茶代、セミナー代、チケット代などなど…やはりまぁ何かとお金はかかるものですよね。でも、直接会って過ごす時間とその空間には、かけたお金よりもずっとずっと価値がある。そう思うことがほとんどです。

商売道具は良いものを使う 

最後に挙げておきたいお金の使い方に、商売道具への投資があります。良い道具はやはりそれなりにお値段の張るものですが、ここはプロ意識が試されるところでもあり。 技術屋の父に昔から言われていることがあります。

良い道具を使うこと。安っぽい道具を使っていては、腕が道具に甘んじる。

自分の腕を磨くには、道具も良いものを揃えることが大切だと教わりました。そしてその道具を大切に扱うこと。それは自分の技術に誇りを持つことにつながっていると信じています。

と、もっともらしいことを言いながら、新しいMac Bookを購入した私なのでした(笑)

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実はお金を使うことにはわりと躊躇しがちな小心者の私なのですが、溜め込むばかりでなく、良い使い方をすることーそれがあたらしい豊かさを自分に与えてくれるということを、歳を重ねるごとに知っていく気がしています。

ではまた、にこっと笑顔でお会いしましょう。