nicona's note.

- フリーランス・グラフィックデザイナーのつれづれBlog -

*フリーになって1周年(前編)〜ここまでの1年*

記録的な連続猛暑日で幕を開けた8月、nicona DESIGNは1周年を迎えました。もう1年経ってしまった!という思いと、小さいながらもいろいろな新しいことに向き合ってきたなという思いがあります。今日はめずらしく前編・後編に分けて、この1年の振り返りと、これからのことについて、自分自身で今一度考えをまとめてみたいと思います。

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ひとりの不安と爽快さと

フリーのデザイナーとして開業したのが1年前。当たり前なのですが、本当にひとりぽっちなのです。仕事の価格、スケジュール、クオリティを判断するのも、自分だけ。最初は慣れなくて、ひたすら不安なこともありました。

でも慣れてくると、これがちょっと爽快な気分に。なんせ自分ひとりでやっているので、すべての責任も成果も自分のものなのです。怖いと思うのは、だいたいが「はじめるまで」です。ひとりでやったことのない見積もり、打合せ、請求などなど、頭で考えているうちは不安ばかり。「わー!」と叫びたくなることもあります(笑)しかし、いざ動いてみると「なんだ、こんなことか」と思うことがほとんど。その瞬間、小さくてもひとつずつ、足を前に出せたんだと気づきます。この実感こそ、フリーランスの面白さではないかと思います。

1年間でやってみたこと

ここで、フリーとしてスタートしてから、私がこの1年でやってみたことを挙げてみます。

*自分のブランディングとして
・自分の屋号を決めてみた。
・屋号のロゴを作ってみた。
ポートフォリオサイトを公開してみた。
・ブログを始めてみた。
・ブログにイラストを描いて載せてみた。

運営のことについて
・見積書、請求書を作ってみた。
クラウドソフトで経費を管理し始めてみた。

新しい仕事について
・美術館のボランティアとして制作物をデザインした。
・前職の会社から個人でお仕事を受けるようになった。
・友人から個人的なお仕事を受けるようになった。
・メーカーを探したり見積もりを取るところからやってみた。
・WEBライターとして契約を結んだ。

最初の1年はまさに準備期間として、あっという間に過ぎ去っていくものだというのが実感です。一度このように整理してみると、ただただ焦っていた気持ちも冷静になって、次にすべきことが見えて来るように思います。

ブログというアウトプットがくれること

書き出した中でも、今後の自分に最も影響をあたえそうなことーそれがこのブログを始めたことです。自分の中にあるさまざまなことをひっくるめて、自分の仕事にしていきたいと思い、私はフリーになりました。でも自分の今までをポートフォリオとしてまとめても、何か物足りない。だいたい、私がしたいことってまだ出来ていないんだし!という思いがあった中、ふと思い立ってブログをはじめました。

自分の考えていることを、リアルタイムで文章にする、イラストにする。このアウトプットによって、自分の中がクリアになると同時に、まわりの人に自分の内側を見てもらえるきっかけになったと感じています。

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前編は「ここまでの1年」についてでした。
明日は後編。より自分の中で見つめ直したい「これからの1年」について書いてみようと思います。